あれから半年

9月も半ばとなり,朝夕涼しくなってきましたが,日中はまだ残暑が戻ってきたような日が続いています.皆さんお変わり有りませんか?
あの大震災から半年が過ぎ,国の発表では,我々が住む南相馬市原町区も間もなく緊急時避難区域が解除になるようです.でも津波や原発災害の影響は甚大で,あちらこちらにその傷跡を残したままです.鹿島区の真野小学校付近の田んぼには未だに漁船が横たわっています.JR常磐線の線路は,雑草が背丈まで伸び,レールは真っ赤にさびたままです.JR常磐線の再開はもちろんですが,今年度中に開通予定だった常磐自動車道も全く開通の見通しがたっていません.ますます,相双地区は,交通過疎地になってしまいます.東京へ電車で行くには,福島から新幹線にのって行くしかありません.今までも,スーパーひたちで3時間以上もかかっていたので,時間的には大差ありませんが,原ノ町駅から乗り降り出来ないので,全く不便です.仙台へ行くにも,新地~亘理間が津波で線路はもちろん,駅のホームまで流され,壊滅状態です.いち早い復興を切に望みます.
ところで,我が家の畑には野菜をあきらめ,今年は,ヒマワリを植えてみました.はたしてどれだけ土壌改良に繋がるかはわかりませんが,セシウムの軽減には効果があるとのことなので,少しは期待しています.
昨日,会社の帰りに近所のスーパーにまわったら,同級生のMさんから声を掛けられ,お互いの近況を報告し合いました.放射能に負けず,一歩ずつ歩いていこうと思います。