喜多方の酒蔵見学へ
三連休の9月24日(土)に、猪苗代~喜多方方面へ妻と二人でドライブに出かけました。午前8:30に自宅を出発し、国道4号線『道の駅安達』で休憩。特に目的地も決めずに出発しましたが、急きょ、猪苗代湖の志田浜へ向かいました。風が強く観光客もほとんどいませんでした。猪苗代湖は、25年前、私たちが出会った頃の思い出の場所でもありました。ちょっと早めの昼食を食べるため、会津若松市の手前にある強清水のそば屋さんへ。名物のまんじゅうやにしん、イカの天ぷらをおかずに山菜そばを戴きました。まだ時間があるので、今度は、長谷川先生の故郷でもある、喜多方市へ向け、49号国道から、121号線へ。市内の観光案内所で蔵の町散策マップを頂き、以前にも訪れたことのある、大和川酒造の酒蔵へ。そこでは、蔵の中をお店の方が説明してくれました。試飲コーナーもありましたが、私は運転があるので、お土産にリンゴのリキュール酒を買ってきました。その後、蔵の町を散策し、帰路へ。459号線を裏磐梯経由で、土湯峠へ。途中115号線沿いには、毎年キノコ直売店が軒を並べるところで、大根や白菜などの高原野菜を格安で買ってきました。キノコは、放射能の影響で、ハウスものだけでした。土湯トンネルを抜け、眼下に福島市が見えてきました。小腹もすいてきたので、ティータイムということで、『四季の里』近くにある、アンナガーデンへ立ち寄り、入口付近にある、創作料理店『イヴの物語』という喫茶店で、デザート、ケーキが付いたコーヒーを頂きました。店内は、ジプリのオルゴールが静かに流れ、お客さんも我々二人だけ。4時閉店間際ということもあり、会計を済ませ、帰ろうとすると、オーナー?シェフ(川俣町出身の女性)が見送りに出てくれ、南相馬市から気分転換に今日一日県内をドライブしてきましたというと、大変でしたねと、地震や津波、そして原発事故のことをねぎらってくれ、ご自身もお友達家族6人のうち、5人が津波の犠牲になり亡くなったという話しをし始め、涙してくれました。あのお店は、2回目ですが、彼女とお会いするのは初めてでした。でも以前から知り合いだったような、親しみを感じ、私たちも共感し、また必ず来ますと約束し店を出ました。アンナガーデン内には、教会や、輸入雑貨店、アンチーク家具店など約20店舗ほどが点在し、観光客や地元の人たちで賑わっていましたよ。『みちのく福島路ビール』で、またまた自分へのご褒美を買って帰りました。
福島県は今、観光地、ホテル、旅館はもちろんですが、野菜、果物等、風評被害でとても苦しんでいます。私も出かける前は、観光地は混んでいて渋滞にはまったらいやだなと想いながらでかけましたが、猪苗代湖を始め、喜多方市内も、裏磐梯もがらがらでした。
どうか皆さん、特に遠くに住んでいる方、ご家族で福島の名所、旧跡を訪ねながら、観光王国福島を助けてください。どうしても福島へ来られない人は、せめて福島県の果物や野菜、名産品を買ってください。震災後、半年が過ぎた今、皆さんに出来ることは、そこからです。それが義援金に勝る、何よりの応援だと思います。