固い『絆』、そして永遠の友情に感謝

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8月15日にクラス会が四年ぶりに開催されました。遠くは、兵庫県神戸市からの出席者をはじめ、17名ほどが出席し、盛大に開かれました。近況報告では、3.11当日の生々しい避難の様子や、近況報告などそれぞれが経験したドラマを話してくれ、時には涙しながら、皆さんのお話に耳を傾けました。また、家族が増えたことや、お孫さんの話題など、4年前にはあまりでなかったような明るい話題も数多く聞かれました。楽しい時間は、あっという間で、会場を二次会場のカラオケへ移し、懐かしい青春時代のフォークソングなどを歌い、これまた青春時代にプレイバックし、楽しいひとときを過ごすことが出来、参加者の皆さんにただただ感謝です。

今回クラス会の最大のテーマは、『絆』だと思い、皆さんにお配りした次第にも1文字『絆』を載せました。ところが、近況報告の中で、皆さんの3.11当日から現在までの生活をうかがっている内に、『絆』という言葉すら出しにくくなってしまいました。『絆』の本来の意味は、国語辞典によると、1動物をつなぎとめる綱 2離れにくいつながり とあります。でも、震災直後からありとあらゆるところで、『絆』という言葉が一人歩きし、我々被災地にとっては、時には迷惑な言葉となってしまったような気がします。しかし、遠く離れた方々は、被災地を応援するにしても、どうして良いかわからず、安易にその言葉を連呼したのではないでしょうか。

ただ、クラス会のメンバーは、津波で家屋が犠牲になった人も何人かいましたが、全員無事だったので、一安心です。震災直後、私もメンバーの方々に連絡を取り合い、無事を確認出来た時、安心し、思わず涙がこぼれてしまったこと、電話の向こうで泣いている友と、一緒になって泣いてしまったことなど、今思うと、あれが我々のクラスの深い『絆』だったのだと確信しています。1人1人のお顔を思い浮かべ、元気な姿に安堵し、またみんなに会いたいという気持ちがこみ上げ、今回のクラス会開催となったのではないでしょうか。

これからも、この深い友情、そして固い『絆』を大切にし『最後の1人になるまでこのクラス会は続けるぞ!!』