平成時代もあとわずか

間もなく史上初の10連休を迎えます。同時に、「平成」から「令和」と年号も変わります。「平成」は皆さんにとって、どんな時代だったでしょうか?

振り返ってみると、平成の初め頃は、バブル時代の名残が有り、世の中も贅沢な時代だったような気がします。円高ドル安のため、海外旅行ブームで東南アジアや、ハワイなど色々な国へ出かけてきました。しかし、その後の度重なる消費税増税、規制緩和等、国内外の状況が一変し、構造不況が長く続いた時代でもありました。

またなんと言っても災害の多い時代でもありました。雲仙普賢岳の噴火、阪神淡路大震災、新潟中越地震、そして近年最大の被害をもたらした、東日本大震災。これまで、地震や津波などあまり経験が無かった当地方でも、千年に一度とも言われる未曾有の大災害となりました。それに追い打ちをかけて、福島第一原発事故と想像を絶する被害をもたらし、8年たった今でもふるさとへ戻れず、仮設住宅や避難先での不自由な生活を強いられている方々がたくさんいます。津波震災では、多くの知人や、親戚が巻き込まれ、命を落としました。

来たるべき新しい時代「令和」こそは、明るく平穏な素晴らしい時代になってほしいものです。私も還暦を過ぎたとたん、急に体のあちこちが悲鳴をあげ、年を感じる今日この頃です。でも、長生きしていればきっと良いことがあるはずです、「昭和」、「平成」、「令和」と三つの時代を生き抜いた証しを残すのも、我々昭和生まれに課せられた使命なのかもしれません。

「平凡な生活が一番幸せ!」そんな時代になって欲しいと心から願っています。そんな平凡な今朝の風景をお届けします。会社の倉庫下に勝手に住み込んでいる猫の親子ののどかな散歩風景です。