復興のシンボル『幸せの黄色いひまわり』
皆さん、今年のお盆はどう過ごしましたか?お盆休みを利用して実家へ帰省されたいる方もいらっしゃるかと思いますが、私は13日から17日までお盆休みでした。久々に遠方にいた家族が集まり、にぎやかなひとときを過ごしました。でも、今年の夏は、地震、津波の影響で多くの方が亡くなり、悲しいお盆をお迎えの方も多いことでしょう。私の親戚も二人が津波で亡くなりました。父方の親戚(鹿島区烏崎地区)の家は、ほとんど津波で流されてしまい、仮設住宅で暮らしています。また、原発の影響で、家に戻ることも出来ず、お墓参りさえ叶わない状況です。何とも切なくて、悲しいです。震災後、5ヶ月経った今、がれきは取り除かれてはいましたが、津波の爪跡が至る所に残っています。写真1は、真野川の河口にかかる真野川橋ですが、橋の欄干がもぎ取られ、痛々しい景色です。最初に行った頃は、松林の太い松の木が欄干にささったままでした。鹿島区小島田付近の6号線付近には、いまだに漁船が片付けられることもなく放置されたままです。
それでも、復興の兆しは、少しずつゆっくりと歩み出しているのも事実です。鹿島区浮田地区(上真野郵便局付近)の県道沿いには、ひまわりがたくましく、しかもまぶしい黄色い大輪の花を咲かせていますよ。写真2をご覧ください。まさに『幸せを呼ぶ黄色いひまわり』という感じですね。放射線対策に効果があるという事で、多くの農家の皆さんが、畑や田んぼに植えたものです。セシウムの低減に少しでも役たてばと、近い将来また農業が復活できるようにと期待を込めた一生懸命咲いていますので、ぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。
私は普通に仕事が出来る事に感謝し、お世話になった方々に感謝しながら日々送りたいと思っていますので、皆さんもほどほどに頑張ってください。それでは、皆さん、夏バテしないようご自愛下さい。