懐かしい写真を見に銘醸館へ行ってきました。

942弥生3月、今年も例年以上に忙しい年度末を迎えました。2月には、数十年ぶりの大雪に見舞われ、公共工事をはじめ、多くの工事現場が、工程通り進まず毎日、作業員の配置が思うようにできず、とても憂鬱な日々を送っています。
ところで、市内本町にある銘醸館では、懐かしい写真展が開かれています。東京に住む、プロカメラマンが、震災後、南相馬市をたびたび訪れて撮った写真や、アマチュア写真家の撮った写真、そして、私の長男が、我が家の古いアルバムから選んだ、昭和30年代から40年代頃の原町の風景、と言っても、ほとんどが私の子供の頃の写真ばかりをスキャナーで読み取り、地元の写真屋さんで引き伸ばしてもらったものなどを展示していました。生まれて間もない頃、両親と一緒に写っている写真や、昭和39年4月に入学した、原町一小の記念写真。なぜか私は、横を向いて隣の都さんと笑顔。5年生の時には、市内大谷にある石神発電所への遠足の集合写真。なぜか、私のおじいさんのお葬式の集合写真など。ほとんどプライベートな写真ばかりです。でも、原町一小入学当時の懐かしい木造校舎や、当時の生活、お祭り、風習などがセピア色に輝いてちょっと素敵でした。昨日は、偶然にも、はせけん倶楽部メンバーの都さんや、小学校時代の同級生などが訪れ、懐かしく見てくれたそうですよ。写真はもちろんですが、テーブルの上に展示されていた、大正15年頃の原町や、相馬の古い地図を見ながら、ここは今のどのへんなのかなどと知らない人通し懐かしく話していましたよ。

間もなく東日本大震災から丸3年が経とうとしています。被災地では、震災関連の追悼式やイベントなどが数多く開催されるようです。命日を前に、唯一身内で津波で亡くなった、相馬市原釜のいとこのお墓参りに行ってきました。改めて、災害の甚大さや悲しみを感じます。原発事故も目に見えて進んでいるとは思えません。風評被害がいまだにフクシマを苦しめています。
ようやく我が家も、屋根や、地面の除染作業が終わり、庭先がすっきりときれいになりました。いち早い復興を望むばかりです。